4Kディスプレイを導入して3年たちました

みなさんこんにちは世間ではゴールデンウィークが始まっていますが、

 

私は医院の待合室の壁紙の張り替えのためこの二日ほど動けずじまいです。

 

さて今日はPC用の4Kディスプレイを導入して3年ほど経ちましたのでその使用感などを書いていこと思います。

治療の説明には口腔内写真を使って説明を行っています。

 

私が仕事でどのように病態の説明を患者さんにしているのかをまとめてみようと思います。

 

 

まず、私は必ず口腔内写真を全ての患者さんで撮影させていただいています。

 

歯科治療はお口の中が病気になるので、

 

自分で鏡を使って気になっているところを見ようと思っても中々見ることができません。

 

見えないと誰しも不安になりますよね。

 

ですから、”どこが痛みの原因の歯なのか?どうして痛みが出ているのか?”を

 

ご自身の目で見てもらうことが重要だと考えています。

 

できるだけ視覚的に納得してもらうことが重要ではないでしょうか?

 

デンタルレントゲン

 

この症例もかなり大きな虫歯だったので慎重に軟化象牙質の除去を行っています。

 

治療中も写真を撮影しながら治療後にどういう状態の歯だったのかを見ていただいています。

 

画像を提示する液晶ディスプレイも重要です。

 

現在私が導入している液晶ディスプレイは27インチ4Kモニターを導入しています。この4Kモニターが発売されたのが2015年なので約3年にわたって使用してきました。最近よく4Kと聞くことが多くなりましたが、

 

4Kってたかだか800万画素なんです、FHDが200万画素です。

 

つまりいくら2400万画素の一眼レフで撮影しても、その画像を見るモニターがFHD(200万画素)ぐらいだと画像のポテンシャルを引き出せていないですよね。

 

 

パノラマレントゲンやデンタル所見でも4Kモニターの恩恵はあるか?

私が4Kモニターを臨床に導入している理由

 

診断するときに画像を拡大するのですが、その時に画像が破綻しないようにするためです。パノラマレントゲン像を拡大しても画像にまだ余裕があります。

 

PCモニターの高画素化はどんどん進みますが、おそらく8Kモニターによるレントゲン画像の診断が医科、歯科ともに通常になると思っています。

 

8Kは3200万画素ですからここら辺の分野も以前だったら日本のメーカーであるSONYとかSHARPが頑張ってるんでしょうね、なんだかさみしいなー。

 

また、適正な色を表示することができるディスプレイも重要になります。写真の世界では色を忠実に写すことがとても難しいと言われています。

 

液晶ディスプレイの色域についてはこちら

 

EIZOのHPには液晶ディスプレイの色域についてこう記しています。

色域とは、人間の目で認識可能な色の範囲(可視領域)の中で、さらに特定の色の範囲を定めたものだ。 デジタルカメラやスキャナ、ディスプレイ、プリンタなど、カラーイメージング機器にはさまざまなものがあるが、再現できる色の範囲はすべて異なるため、それらを明らかにし、 さらには使用する機器間で色のすりあわせを行うために、色域が決められている。

 

Adobe RGB99%をカバーする広色域モニターであることがひとつの基本となるのでしょう。

 

全ての光の色は赤(red)緑(green)青(blue)で作ることができます。

 

ただ、PCのモニター上で表現できる色の範囲が大きなモニターで観察することが重要です。

 

歯の色合わせをする時に歯科技工士とコミュニケーションをとりながら行います。

 

正しい色合わせはお互いのPCモニター上で同じ色を表現されていないと意思の疎通が取れず

 

出来上がってきたセラミック等に齟齬が生まれてしまいます。

 

という感じでできるだけ自分の見たままの色を記録してそれを表現することはとても難しいですが気を付けて診療を行っています。

 

時には動画を術後に解説するのにも使っています。

 

最近は治療のプレゼンテーションが動画に置き換わってきているのでしょうか?

 

もうすでに治療計画の説明や治療後のプレゼンテーションに

 

動画を取り入れている歯科医師の先生も多いですよね。

 

全ての治療を動画で録画したらPCのHDD容量がすぐなくなるなあ~どうしよう。

 

歯科治療の動画の撮影に関してもまたの機会にお話しします。

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