きれいに口腔内写真を撮影するのに必要な機材

みなさんこんにちは倉敷市連島の矢部歯科医院の矢部です。口腔内写真を美しく撮るために気をつけていることを書いていきたいと思います。

きれいな口腔内写真を撮影するには!

口腔内写真

現在、私が使用している口腔内写真を撮影する際に使用している機材です。

 

  

カメラはAPS-Cのセンサーサイズで十分だと考えています。もちろんフルサイズの5Dmark4や5Dsを使用してもかまわないのですが、

主に撮影するのが歯科衛生士が中心となり女性でも扱えるように機材の軽さを重視していることや、

 

 

フルサイズではデータサイズが大きすぎてHDDを圧迫してしまう点、

 

パンフォーカスで撮影するにはむしろセンサーサイズが小さいほうが優れている点を

 

考慮して現在はAPS-Cサイズの一眼レフを使用しています。

口腔内写真には一眼レフのf値の小さいレンズを使用したとろけるようなボケ味は必要ありません。むしろ風景写真のようにパンフォーカスで撮影するのが基本となります。被写体がお口の中の歯を撮影するのが特徴です。

前歯から奥歯までパンフォーカスで撮影する必要があるためマクロレンズを使用し被写界深度を広く、ピントの合う領域を広くするため絞って撮影しています。

 

 

現在口腔内写真を撮影するのに使用しているマクロレンズはキヤノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM,

キャノン EF-S60mm F2.8 マクロ USMです。

以前はEF-S60mm F2.8 マクロ USMを主体に使用していたのですが、ワーキングディスタンスが近すぎて撮影しにくいこともあって現在はEF100mm F2.8L マクロ IS USMを使用しています。

EF100mm F2.8L マクロ IS USMはAPS-C機では35㎜換算150㎜の焦点距離になりますが、ユニットを少し下げることでいい感じのワーキングディスタンスを確保して撮影できています。

主に私が撮影の際に用いる設定は以下の設定です。

ISO=100 SS=1/200 f=22でリングフラッシュをTTL発光させて撮影しています。

手振れを起こさないSSに関しては 1/焦点距離と言われています。今使っているレンズは35㎜換算150㎜ですからSS=1/150にするのが基本ですが衛生士さんがあつかうので一応SS=1/200で手振れ防止しています。適正露出はTTL発光させているのでフラッシュ側で露出制御する感じでしょうか。

 

 

リングフラッシュも各社から発売されています。

 

シグマ社製 ELECTRONIC FLASH MACRO EM-140やニッシン社製 MF18 デジタルマクロを使ってきましたが今は純正のマクロリングライト MR-14EX IIを使っています。

シグマとニッシンはコスパが良くてとても良い製品だったのですが、シグマ社製 ELECTRONIC FLASH MACRO EM-140はスタッフが落としてホットシュー部が破損してしまった事、

 

 

ニッシン社製 MF18 デジタルマクロは次の撮影までのチャージが遅くテンポよく撮影できないことが欠点でした。

 

結局、純正が一番良かった(´・ω・`)

 

ということで書きつかれたので、適正露出のこととか測光方式のことWBのこと白飛びさせないこととか、液晶ディスプレイのキャリブレーションの重要性なんかもまたの機会にします。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事