仕上げ磨きはいつから行えばよいのでしょうか?
乳歯が生えてくるのが生後6ヶ月頃から
初めて子供の歯が生えてくるとどうやって仕上げ磨きをしたらいいかわからないといった悩みや相談を受けることがあります。
生まれて初めて生えてくる乳歯は下の前歯です生後6ヶ月頃から生えてきますので早速仕上げ磨きを初めてみましょう。
初めは指にガーゼを巻きつけて
乳歯が生えてくる生後6ヶ月ごろにいきなり歯ブラシを当ててはいけません。子供用の歯ブラシで毛先が柔らかいものでも歯ぐきをこすられると泣いてしまうことがほとんどです。
初めは歯ブラシではなく指にガーゼを巻いて少し歯を撫でてみてください。嫌がったり泣いたりしなければ歯の表側をきれいにしてみましょう。その後子供用の特に毛先の柔らかい歯ブラシを使用していくとよいでしょう。
仕上げ磨きをさせてくれない場合
子供の自我は生後6ヶ月頃には芽生えています
パパやママのすることになんでも「イヤイヤ」、おむつを替えるのも「イヤイヤ」、仕上げ磨きも「イヤイヤ」、自己主張が強くなるのは1歳半ぐらいですが実は生後6ヶ月ごろには自我が芽生えていることがあります。
イヤイヤ期での仕上げ磨きをどうするか
イヤイヤは本当に嫌で言っているわけではない
小さなお子さんは自分の伝えたいことをうまく言葉で表現できません、その表現方法として「イヤイヤ」といってパパやママに自分を見て欲しいと自己主張しているのです。とにかくお子さんはパパやママに自分を見て欲しいものです。
「ねえ〜見て〜。」「ママ、見といて〜。」「見てったら〜。」こんな自己表現を聞いたことがありますよね。子供は承認欲求が強く自己表現が苦手な生き物です。イヤイヤは愛情の自己表現だと考えれば聞き分けのわるい子とはならないはずです。イヤイヤ期にたくさんの愛情を与えてあげることで子供の心の成長が起こります。
歯磨きの重要性を教え続ける
嫌な日があってもいいです。言うことを聞かずに泣いてしまう日があってもいいです。
決してしてはいけないことは感情的になって怒ることです。子供は本当に嫌で言っているわけではありません、ただ自己主張と自己表現のために言っているのです。怒ることはダメですが叱ることはオッケーです。
感情的に怒ったりせず、なぜ歯磨きをしなければいけないのか歯磨きをしなければどうなるのか、虫歯とは何か、ゆっくり丁寧に教えてあげてください。必ず聞いてくれる日がきます。
歯磨きを題材にした絵本
小さな頃から歯磨きに関する絵本を読んで聞かせてあげてください。きっと歯磨きが好きな子供になります。
できないときはお話をして、できたときはおおげさに褒めてあげよう
最終的には自分で歯を磨くのが当たり前になってもらいたい。そのためには無理やりやらせても意味がないどころか「歯磨き=やりたくないもの」となってしまっては元も子もありません。
朝起きたら歯を磨いて顔を洗っては大人になってもずっと続けていく習慣です。
仕上げ磨きはいつまですればいいのでしょう
自分で歯磨きする習慣がつくまで続けてください
基本的には小学校低学年までに歯磨きの習慣が付いていて欲しいものです。しかし中学校になっても歯磨きしない場合は無理に仕上げ磨きをしてみてください。
大抵のお子さんは思春期ということも相まって親からの仕上げ磨きを恥ずかしがります。恥ずかしさを逆手にとって歯を磨かないなら今日から毎日仕上げ磨きするわよといえば大抵自分で磨くようになります。